バランゴンバナナってどんなバナナ?
バランゴンバナナってどんなバナナ?
その特徴や保管方法等についてご紹介します。
「バランゴン」とはフィリピンに自生するバナナの品種の名前です。フィリピンにはバナナが10種類程度あります。その中から選ばれたのは、ほんのりとした酸味と甘みが調和したコクのある味わいが特徴のバランゴンバナナでした。主に山間地で自生し、広く流通していないため、現地の人びとの食を奪うことにつながらないこともバランゴンバナナが選ばれた理由です。
|
見た目が良くないバナナでも、バランゴンバナナ特有の厚い皮が実を守っているので、おいしく食べられます。
|
防カビ剤・防腐剤を使っていないので軸の部分が腐りやすいです。保管する場合は袋から出して風通しの良いところに置いてください。
|
葉のこすれや輸送中にできた傷です。皮をむいたらほとんど影響がないので大丈夫!
|
乾季から雨季への移行期などに皮が赤くなってしまうことがあります。食味や安全性に問題はありません。
|
収穫の時に付いてしまったバナナの樹液が酸化して黒くなったり、砂ぼこりが付いてしろくなってしまうことがあります。
|
収穫したバナナを数時間かけて山間部から担いで集荷場へ運ぶ生産者もいます。傷があったりするのは、山や川を越えて運んできた苦労の証です。
|
フィリピンの4つの島の様々な場所に産地があり、標高や栽培条件が異なるため、大きさや熟度にバラつきがあります。一般に販売されている色や形が整ったバナナとは違いますが、自然が生み出すバランゴンバナナの個性としてお楽しみください。
下の地図の黄色いところが産地です。 |
◆傷みにくい置き方があります
仰向けに置きがちですが、山型に置くことで、下になった部分にかかる負荷が分散するので潰れにくくなります。
|
◆保管方法
バナナは熱帯の果物なので寒さに強くありません。ですので15℃以下の温度に長時間さらされると追熟が止まってしまいます。お届けしたバナナが、まだ熟してなくて青めのバナナか、熟したものかによって保管方法が違います。熟度に合わせて保管してくださいね。
|
紙袋やポリ袋に入れ、蒸れないように口を少し開けた状態で数日お待ちください。バナナが熟すには15℃以上の温度が必要なので、冬はなるべく温かい部屋に置いておくと熟しやすくなります。
熟したりんごやキウイフルーツはエチレンを出すので、バナナと一緒に入れるとより効果的ですよ。 |
熟したバナナの場合
風通しの良い涼しい所で保管してください。夏場など気温の高い時期は、冷蔵庫に入れるとより長く保存できます。皮は黒くなりますが果肉はきれいです。
熟したバナナからはエチレンガスが出るので、野菜室に入れる時は新聞紙などで軽く包んでください。 |
食べきれない時は冷凍保存!
お好みの熟度になっても食べきれない時などは、皮をむいてジッパー付きの保存袋に入れて冷凍するのもおすすめです。凍ったままでスムージー作りに使えますよ。冷凍庫に入れる時は、バナナ同士がくっ付かないようにすると使う時に楽です。皮付きのまま冷凍しても◎。冷凍庫から出して少しだけ解凍すると皮がむけアイス感覚で楽しめます!
|
バランゴンバナナは、普通に売られているバナナとはまったく違うものです。バナナの栽培の様子、収穫から、みなさんに届くまでを詳しく紹介します。こちらも、ぜひご覧ください。