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清村養豚場 安心・安全、美味しい豚肉!



清村養豚の清村徹です。
現在38歳で就農してちょうど9年になります。

就農前は京都で会社員をしていましたが、子供ができたタイミングで食について真剣に考えることが増え、子供に「安全でおいしいもの」を食べさせたいと思い、こだわりの農業をしている実家で就農することにしました。

現在、私と妻と父と母でこだわりの豚を育て、無農薬無化学肥料の野菜、お米を作り、子供も5人に増え、あわただしくも充実した毎日を過ごしています。



 ― 我が家の歴史 ― 
代々農家の家系で、米やたばこ、養蚕などで生計を立ててきました。
祖父の時代までは米さえ作っていれば何とかなっていましたが、父が就農する時にはお米の値段も下がり、中山間地域という条件不利地での稲作やたばこでは採算が合わなくなってきていました。

1972年(昭和47年)、父が母豚2頭から養豚を始め、生協さんとの交流や有機農業との出会いで現在のスタイルになったと聞いています。

私はこだわりのお肉、有機野菜、お米のあるこの環境で育ってきました。
当時はまったく気にしていませんでしたが、今思えば食に恵まれた贅沢な環境で育ってきたのだなと思います。


 ― 安心でおいしいお肉を ― 
豚は品種、環境、飼料でおいしさがきまります。
品種は王道の三元豚。

抗生物質に頼らない飼育方法で元気に育てています。
飼料は非遺伝子組換のトウモロコシや大豆、ポストハーベストフリーの小麦をなど厳選された原料を配合しています。
消費者の方々が安心して食べられることもおいしさにも繋がると考えています。



 ― 元気な豚 を育てるには ― 
豚は手をかけた分だけ応えてくれます。
元気でいい餌を食べ、ゆっくりすくすくと成長した豚は肉質もよく、おいしい豚になります。

元気な豚を育てれば抗生物質に頼らずにすみます。
豚が元気に育つために手をかけているポイントはとてもたくさんありますが、書ききれないので大きく4点挙げます。


1つ目は初乳をしっかり飲ませることです。
生まれてすぐ24時間以内に栄養と免疫力のある初乳をしっかり飲むことがその後の成育にとても大きな影響を与えます。
自農場で飼育している母豚の乳房は14前後ですが、それ以上の子豚が生まれることがあります。小さい子豚は争奪戦に負け初乳にありつけず生育が停滞し、病気にもなりやすく、治療が必要になります。
それほど初乳は重要なもので、子豚が生まれると一頭一頭初乳を飲んでいるかチェックし、飲めていないものは優先的にのませています。


2つ目が授乳期間を長くとることです。
一般的な養豚では生まれて24日前後で離乳することが多いのですが、自農場では30日前後で離乳しています。
離乳は子豚にとって大きい試練で強いストレスがかかる一大イベントです。少しでも長く授乳期間をとり、母乳をたっぷり飲み、その間に離乳食に慣れさせて、離乳にかかるストレスをできる限り少なくしています。


3つ目はお母さん豚の体調管理です。
元気な子豚は元気なお母さん豚から生まれます。
子豚にとっては初乳、授乳期間が大事なのですがお母さん豚の体調管理ができていないと十分な母乳がでません。
子豚を人間がどれだけがんばって育てても母乳には勝てません。
あくまでお母さん豚が最高のパフォーマンスが発揮できるようにサポートすることが人間の仕事です。
お母さん豚のお腹に子供がいる時期に太らせすぎたり痩せすぎたりすると難産になり母乳の量も減ります。
安産になるように母乳がたくさん出るように母豚のコンディション整えることが重要です。


4つ目はストレスの少ない環境で育ててあげることです。
ストレスを減らして免疫力を上げてあげれば、薬(抗生物質)に頼らず豚を飼うことがでいます。
成長に合わせて餌や室内温度を調整し、洗浄清掃した部屋に移動しています。
畜舎の形も開放豚舎を採用し、外気や日光に触れられるような構造になっています。
乳酸菌や酵母菌が含まれる土着菌を培養し、飼料中に混ぜ、胃腸から免疫力をあげる工夫もしています。

 
  ― 環境にやさしい養豚 ―  
養豚に限らず畜産で避けて通れない問題が糞尿処理の問題です。
自農場では地域の有機農家の方々と堆肥利用組合を組織し、糞を「堆肥」、尿を「BM処理水」へと変換することで地域内循環を実現させています。
農家の方々と常日頃から意見交換し、使いやすい「堆肥」や「BM処理水」を作り、これらを使ってできた野菜は非常に評価が高いです。

清村さんの安心・安全、美味しい豚肉を食べてみませんか!