米沢郷牧場グループ 減農薬栽培 ラ・フランス
山形県の米沢郷牧場グループで
減農薬栽培された
ラ・フランスです!
減農薬栽培のラ・フランス
山形県のラ・フランス発祥の地、三条目のラ・フランスをお送りします。芳醇な香りと上品な甘さが特徴のラ・フランス。農薬の使用を可能な範囲で減らしながら有機肥料のみで栽培しています。
常温で保管していただき、軸周辺が柔らかくなってきたら食べ頃のサインです。
米沢郷牧場グループについて
米沢郷牧場は、有畜複合経営で、「農民の自立」と「安全で美味しい農畜産物の生産」を目指し1978年に旗揚げしました。
米沢郷牧場がある山形県南部の置賜(おきたま)地域は、東に奥羽山脈・南に吾妻山・西に飯豊山と美しい山々に囲まれた「まほろばの里」と呼ばれる歴史と伝統の豊かな所です。広大な盆地で、豪雪地帯でもあります。自然豊かな山々からの豊富な雪解け水は、ミネラルをたっぷりと含んだ水となり、美味しい農畜産物の生産に適した地域となっています。
豊かな自然を利用し、それぞれの農家は、稲作を主体に果樹・野菜など複合経営をするとともに、米沢郷牧場として若鶏や鶏卵の農場を運営し、全体として有畜複合の経営を行っています。
お米は、“ファーマーズ・クラブ赤とんぼ”を通じて集荷・出荷されます。
米沢郷牧場、ファーマーズ・クラブ赤とんぼ、そして農家全体が「米沢郷牧場グループ」です。
米沢郷牧場グループは、この地域の恵まれた自然、昼夜の寒暖の差、豊かな水、この地域ならではの素晴らしい環境の中で、農家の自立と自然循環型農業を実践し、生産者と消費者の顔が見える関係を目指しています。
農家が自立できるように~機械の共同利用、自分で作った米を自分で食べる
お米の農業機械は利用の時期が重なるため、共同利用は難しいと言われます。ファーマーズ・クラブ赤とんぼでは、農家が1月に共同利用の面積を提出し、みんなで話し合いながら5月末からの田植機の利用日程を決めています。それに向けて種まき、種の準備などを始めます。田植機も4人一組で使うことになっています。そうすれば人手も助かるし、効率的に機械が動きます。ただの機械利用と違う一種の「結い」の形です。共同利用することにより農家の手取りを増やすことになります。一番利用が多いのがコンバインと収穫乾燥機です。
お米を、生産者・品種・栽培方法・ほ場別に全部分別しています。農協に出荷する生産者はカントリーエレベーターやライスセンターで効率的に大量一括処理が行われるので、農家は自分の作った米を食べられません。
「自分の作った米を自分で食べたい」という当たり前のことがこの仕組みです。それは、作った米への自信と責任を示すことでもあり、それをどう伝えていくか、これから農業を続けていくためにも個人の責任とみんなの責任をはっきりしていくことにつながります。
消費者(食べている人)の顔が見えて想いが届く農業がしたい
それは、「食べ手と作り手、距離が離れれば離れるほど、安全に対する意識が希薄になるのではないか、そんな農業は嫌だ」と考えるからです。
米沢郷牧場グループは「人は顔を合わせて話せる間柄が重要だ」と考えます。
大切にしていること
①有機農業で農民が自立し、その個別の家族経営を守り育てます。
国の政策として大規模農業が推進されています。大規模経営になると効率優先となり、安全が置き去りにされることがあります。企業などが参入することでその地域の伝統や文化、景観、自然が破壊される心配もあります。
米沢郷牧場グループは地域で有機農業に取り組み、それぞれの農家は自立をめざすと共に役割を持ちます。
重労働などの大変なところは若い世代が役割を果たし、経験のある者はノウハウを伝えるということで、年代・男女を超えて働ける環境を作り、地域全体で家族経営の農家を守ります。
②産直を基本とし、消費者や消費者団体と一緒に進みます。
米沢郷牧場グループのお米は一般市場では流通していません。一般市場では、食べている人の顔が見えなくなってしまうからです。
米沢郷牧場グループの生産者が説明出来るところにだけお米を販売しています。栽培基準や価格など、お互いに納得できる内容で決めているので、一般市場で売られている農薬を減らしたお米より利用しやすい価格になっています。
③自然循環型農業を進めます。
「自然循環型農業」というのは、土・水・大気そして微生物の間の自然の物質循環を全体的に取り戻そうという考え方です。
例えばBMW技術です。BMW技術とは、バクテリア(B)の働きでミネラル(Ⅿ)バランスに優れた、生きものにとって良い水(W)を作り、農畜産現場で活用する仕組みです。自然界の循環の仕組みをモデルにしています。
自然の循環を成り立たせるために、米沢郷牧場グループは有畜複合経営を行っています。稲わらは牛の敷料に、もみ殻は鶏の敷料になり、それを堆肥にして米作りや果物・野菜の堆肥として使います。
また、精米時の米ぬかは鶏のエサになり、ボカシ肥料の原料にもなりますので、精米は地元で行うことを大切にしています。
これらのことが地域に雇用を生み出し、農家・地域のサポートにもなります。